アプリケーション

アプリケーション

放電加工(EDM)の概要

 

絶縁液体の中に浸かっている電極とワークピースという2つの導電体がスイッチで入り切りする電源に接続されています。電流が流れるとこの2つの間に電界が形成されます。この電極とワークピースが一定の距離にあれば、放電現象(スパーク)が起きます。このスパークが当たったところの金属部が加熱して溶解します。このように無数のスパークを(決して同時ではなく)断続的に放電し、金属のワークピースに希望の形を形成していくのが放電加工です。

効果的な放電加工には毎秒数十万のスパークが必須です。

 

2つの異なるプロセス

 

形彫り放電加工

形彫りの放電加工の場合は、3次元の電極でワークピースに形状を形彫っていきます。主軸であるXYZC軸の重畳動作で様々な形状や圧痕、キャビティなど、他の加工システムでは出来ないような加工をします。

 

ワイヤ放電加工

ワイヤ放電加工は、特殊な金属で出来たワイヤ電極線をあらかじめプログラムした加工径路を通して糸鋸のように金属を切断していく加工方法です。上下のワイヤガイドの動作を変えることにより、高精度で高品質の面粗度でテーパー加工が出来ます。

 

パワフルな性能

高速加工、効率的な自動化、非常に長く繰り返しの多い加工サイクルの相互リンクや保存など、最近の放電加工機の性能は非常に高くなっています。またモニター機能や放電プロセスの完全自動修正機能により、監視が不要になりました。

高速・高性能ミーリングについて

 

高速切削(HSC

この加工方法の典型的な用途は、複雑な3次元の表面加工です。加工方法を評価する要素として、ワークの時間あたりの加工面積があります。 NCプログラムは座標またはベクトルの形式で加工形状を供給します。NCが処理するデータ量は座標間の距離とプログラムされた加工送り速度によります。加工送り速度を上げるには計算速度を上げることと優れた制御機能が必要です。また加工条件に合った高速スピンドルが要ります。主に使用される切削工具は超硬のボールエンドミル、スクエアエンドミルやラジアルエンドミルなどです。

 

高精度加工(HPC

高速加工とは対照的に、この性能は主に2次元の形状の加工に使用されます。深さ方向の切り込み量と加工送りに沿った径方向の切り込み量に基づきcm3/分単位の材料除去量を計算します。これは特に材料除去量の大きい加工物や加工が難削材質の加工に適しています。それには高出力で高トルクの主軸が不可欠です。主に使われている切削工具はインサートや高性能のエンドミル、ドリル、ボーリングヘッドや特殊な工具です。

 

上記の定義は2つの加工方法の目立った特徴をあげたものです。実際は高速切削(HSC)と高精度加工(HPC)のリミットは別々ではなく、重複しています。どの方法が最適な加工性能を発揮させるかは、通常アプリケーションや加工環境を分析して決定します。